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2018年度センター英語の分析 タコ宇宙人にびっくり!会話文がなくなった

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 1. タコ宇宙人にびっくり!

 2018年度のセンター英語の一番のトピックは何といっても第5問でしょうね。タイトルがSelection from the Exploration Journal for Planet X (惑星Xの探検日誌からの抜粋)。内容的にはタコ型宇宙人が地球を探検にきたというもの。


 筆者が英語を話す宇宙人、惑星Xが地球であるという意表の設定。受験した生徒に感想を聞いても普通に解けたという生徒もいましたが、混乱して頭が真っ白になった生徒もかなりいた様子

 SFも小説だから前年の小説から変更なしというということで良いのでしょうか?

 まあセンター英語の物語のゆるいハッピーエンドの「いい話」もネタ切れかな?という感じだったので、個人的には新鮮で面白くはありましたが。来年の第5問はいったいどういう設問になるのでしょうか?
(追記 2018年の追試は普通の物語でした)

 それ以外はセンター試験登場以来の定番だった会話文が姿を消したのにも驚きました。

その他は定番の問題形式で、2018年のセンター英語の難易度はきわめて平均的だったと思います。

2. 2017年からの変更点

大問数-大問数は6で、昨年度と同じ。

設問数-設問数は48で、昨年度より設問数は1問減少。

第3問Aの会話文がなくなったのにはびっくり。会話文はセンター試験が始まって以来ずっとあったはず。

解答数-解答数は54で、昨年度より1つ減少。
2017年の第3問Aの設問数は2。2018年で設問数が増えたのが第4問B。55 - 2 + 1=54問

3. 設問毎の感想

第1問A

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 比較的容易だったと思います

 ただ問3は全部「アー」じゃないかと思った人もいるかもしれないですね。

問3 ①bird  ②hard  ③journey  ④work

発音記号の[ a ]は比較的強く発音する「ア」。綴りとの関連が強くほとんど[ a ]の綴りがこの発音になります。つまり本問は②のように綴りに[ a ]を含むhard仲間外れ。

第1問B

 毎年多く出題されるアクセントのルール (-ic, -icalで終わる単語は1つ前、-ate, -ousで終わる単語は2つ前にアクセントがあるなど) で解ける問題が少なかったのは意外。

 マイナーなアクセントのルールはもしかしたらあるのかもしれませんが、メジャーなものはルールは問2②のfoundationくらい。-tionで終わる単語は1つ前にアクセントがあります。

 またセンターが大好きな日本語化した英単語のアクセントもあまり出題されませんでした。

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 2018年第1問Bに出た単語ではっきりと日本語化している単語はengine, delivery, supermaket など。微妙に日本語化している単語はもう少しあるかな。しかしエンジンもデリバリーも日本語とアクセントの位置が変わらない。明らかに日本語とアクセントの位置が違うのはsu・per・mar・ket くらい。

第2問A

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 比較的簡単かつ定番の問題が多かった印象。盲点なのは以下の問題でしょうか?

2. Brenda went (         ) to get something to drink.
①at downstairs ②downstairs ③the downstairs ④to downstairs

downstairsは副詞なので、前置詞はつかないし、名詞でないのでtheもつかない。

名詞と勘違いしやすい副詞というテーマで代表的な単語はhome
(homeは名詞もあるけど)

◯go home
×go to home

名詞と勘違いしやすい副詞の代表的な単語をあげておきますね。私大や国公立の二次にも頻出ですよ。
here, there, upstairs, downstairs, abroad, overseas, downtown



他に気になった問題が9.

9. It ( A ) be long ( B ) the plum blossoms come out. They may even bloom this coming weekend.
①A: should B: before ②A: should B: enough ③A: shouldn’t B: before ④A: shouldn’t B: enough

☆It won't be long before ~ 「まもなく~する」
は英語講師として軽く100回以上は教えた経験がありますが、It shoudn't be long before ~ という形は初めて見ました。

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第2問B

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 意地悪な問題はなかったと思う。たまに盲点となる問題が出る整序英作文だと近年は易しいですね。一昔前は1問くらい難しいのが含まれていたもんですけどね。

 ところで、問2.のscorer (スコアラー 得点者) という単語がsoccerに見えて焦ったと言っていた生徒がいた。確かにバスケットボールの話でサッカーが出てきたら混乱しますね。

第2問C

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 難易度はそんなに変わらない感じがするのですが、全体的に文が長くなっていますね。第3問Aの会話文がなくなった代わりに第2問Cを長くしたのでしょうか?
会話問題結合という感じで。

 それにしても問2のような仮定法の基本的な形を問う問題をセンターは好きだな。仮定法の公式はすらすら出せるようにしておきましょうね。(特に今回のような仮定法過去完了は曖昧に覚えている人が多い)

 

仮定法の公式が怪しい人はこれ ↓ 読んでおこうね。

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また問3This is why / This is becuase の違いも大丈夫ですか?
(本問ではThat's why / It's because になっているがほぼ同じ)

[ why / becauseを選択 ]
I missed the train. This is (    ) I was late for school today.

I was late for school today. This is (    ) I missed the train.



I missed the train. This is why I was late for school today.
私はその電車に乗り遅れた。だから今日学校に遅刻した。
I was late for school today. This is because I missed the train.
私は今日学校に遅刻した。というのも電車に乗り遅れたからだ

This is why ~「こういうわけで、だから」
This is because ~ 「これは~だからだ」

因果関係が逆になるわけですね。

第3問A

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 今年から第3問Bから第3問Aになった不要文選択。今年は3問とも明らかな仲間外れが選びやすくて解きやすかったと思います。

 そして意外に教養にも役立つのがこの設問。第2問の「トマトは野菜か果物か?」も面白かったけど、第3問の「昆虫をタンパク源として動物の代替に使う」はもっと面白かった。

①昆虫は十分なタンパク質を含む極めて健康的な食べ物
②昆虫は何百万年も前から生存している
③昆虫を育てることは環境に優しい
④水がほとんどなくても生存できるので、深刻な水不足の土地では理想的な代替食になりうる

 ②が仲間外れだけど、正解の①③④の内容が素晴らしい。昆虫はほとんど完璧な食料じゃないですか。タイなどの国で昆虫を食べるのは知っているけど、ここまでメリットがあったとは!

 って内容に感心するっていうのは本題からずれているような気もしますが、こういうのもセンター英語を解く楽しみの一つなんですよ。

第3問B

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  2018年の第3問Bは映画制作ついてのディスカッションでしたね。

  問3は2017年に全員の発言に共通した内容を問う問題が登場して少し意表をつかれましたが、今年も同じ形式が出題されました。

 これは少し難問だったのではないでしょうか?冷静に読めれば全員が観客の好み(audience' preferences)について発言していますが。他の選択肢がやや弱いので正答だった人も消去法で選んだかも。

第4問A

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実際に受験した生徒から今回は解きやすかったという声が多数ありました。センター英語解く得!で4A対策をした人には特に解きやすかったのではないでしょうか?

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 設問は例年と少し変わりましたが、センター英語4Aの命は第一段落です。ここに文の主題が書かれています。

第4問B

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 2018年のセンター英語4Bは従来より1問増えましたが、こちらも4A同様に解きやすかったと感じた人が多かったようです。

 問2は計算問題でしたが、結局のところ$250 - $25 +$50=$275
内容を正確に読み取れば初歩の算数ですね。

問4の④は「生徒は作った料理を食べられる」

 直接の言及はないものの、What to Bring「持ってくるもの」の中にAn emply stomach!「空きっ腹!」とあるので「作った料理は食べられるはず」というのは少しオシャレな設問ですね。こういうの好きだな。

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重田が直接教えます。チューターズ・ユナイテッド

第5問

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 そして話題になったタコ型宇宙人の話ですね。

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 話の概況を把握出来ない人には難問だったかもしれません。しかし、「センター英語の物語は基本的に読み飛ばしができない」ので、時間が残っていて、ざっくり内容を把握していけばさほど難問ではなかったと思います。

 問4では宇宙人の正体が分かります。

 その生物は「体の上部が円形で柔らかい」。「体の下部には2つの大きな目と何本かの大きな足がある」とある。つまり彼らと似ていたのはタコというわけですね。

 試験中ですが、イラストを書いた受験が多かったみたいです。内容を理解してイラストが書けた受験生は確実に正解できた様子。

 そしてこの問題文はよく読むと面白い!


 まず、最初に自分たちのmission(使命)をscientific discovery (科学的発見)と銘打っていたり、Day4の最後では人工衛星の発明者がfriednly(友好的)であることを願っていたりと、彼ら宇宙人の目的が地球侵略でないことをことさら強調しています。

 そしてやたらと感情を表す形容詞が出てくる。

 exciting, complex, friendly, excited, unusual, big discovery, amazing, What a shock! 
などなど

 感情豊かなやなぁ。しかもexcitedの場面では
I'm so excited that I won't be a ble to sleep tonight!
興奮して今夜は眠れないよ!

 どんだけ可愛いタコ宇宙人なんだ。。
 
 来年の第5問はどうなるか楽しみですね。うん?受験生は楽しんでいる余裕ない? そんなことないですよ。楽しんじゃいましょう。

第6問

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 科学技術の進歩に伴う、物の見方の変化というテーマの論説文。

 2018年の第6問は清々しいくらい例年と同じパターンでしたね。

 センター英語のどこかで出題されることの多い単語(語句)の意味類推問題は、今年も2017年に引き続き第6問で出題されました。

  archaicはかなりレベルの高い単語ですね。

 ただ、2つのレンズをあるやり方で重なり合わせると物体が大きく見えることに気づいた。→このやり方を使って最初の単純な望遠鏡を作った。→この望遠鏡を使って、科学者は月の表面を記述することができた。

 望遠鏡という言葉だけに焦点を当てると間違いやすそうですが、初期の望遠鏡だけに2つのレンズを重なり合わせただけの単純なものと分かれば正解できたでしょう。

 後は段落を重視するスタイルも読み飛ばしができるのも例年通り

 

 総合的にみて、2018年のセンター英語の難易度は例年並み。従って平均点もちょうど120点くらいになると予想しますが、どうなりますか。結果が出たらその感想も書くつもりです。

(追記 2018年センター英語の平均点は123.75点でした。2017年は123.73点。その差わずかに0.02点 !!!。よくできてるなぁ。神業やん)


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