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多義語companyは「仲間」「同席」「会社」勘違いしやすい英単語04

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予備校英語講師歴20年重田真人です。
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元東海大非常勤講師。
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趣味:海外旅行、食べ歩き
特技:将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
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写真の「Bad Company」は70s-80s(古いね)に一斉を風靡したイギリスのロックバンドですが、悪い会社という意味ではありません。

companyの意味は?と問われて「会社」しか出てこないと受験生はアウト

1. companyに関するクイズ

Q1: companyのイメージは? (単語を良く見ると知っている単語が隠れてます)

Q2: 以下の文を訳して下さい

1. A man is known by the company he keeps.

2. Do you want some company?

Q3: companionの意味は?

Q4: 以下の文を訳して下さい。

1. Don’t keep company with such a man.

2. All children must be accompanied by an adult.

Q5:以下のフレーズを訳してください。(システム英単語 多義語 P317より)

1. keep bad company

2. I enjoy your company.

3. We have company today.

おまけQ:
日本語の「コンパ」の語源は?

今回は少し難しかったのではないでしょうか?

2. companyに関するクイズ-正解

Q1: companyのイメージは? (単語を良く見ると知っている単語が隠れてます)

一緒に(com)パン(pan)を食べる人

Q2: 以下の文を訳して下さい。

1. A man is known by the company he keeps.
人は付き合う仲間によって(どういう人か)分かる。

2. Do you want some company?
ご一緒しましょうか。

Q3: companionの意味は?

仲間、友

Q4: 以下の文を訳して下さい。

1. Don’t keep company with such a man.
そんな男と付き合うな。

2. All children must be accompanied by an adult.
すべての子どもは大人に付き添われなければならない。

Q5:以下のフレーズを訳してください(システム英単語 多義語 P317より)
1. keep bad company

悪い仲間と付き合う

2. I enjoy your company.

君と一緒にいることは楽しい。

3. We have company today.

今日は来客がある。

おまけQ:

日本語の「コンパ」の語源は?
ドイツ語: Kompanie、英語: company、フランス語: compagnieなどに由来する

3. companyに関するクイズ -解説

3-1 Q1の解説

Q1: companyのイメージは? (単語を良く見ると知っている単語が隠れてます)

一緒に(com)パン(pan)を食べる人

実はcompanyの中にはパン(pan)が隠れていました。気づきましたか?

パンは小麦粉から作るくらいは分かるのですが、初めに作り方考えた人は偉いというかすごいですね。よく思いついたな。

今はお店で気軽に買えますし、家庭でも作れるますが、昔はとんでもない重労働だったのではないでしょうか?ですのでパン作りは当然共同作業。皆で力を出し合って作っていました。

なので一緒にパンを作る人は「仲間」であり、パンを作る時は当然「同席」したはずです。そのような仲間で協業する場所が「会社」という意味に発展していったのでしょう。

受験生は「会社」という意味は知っているはずなのでcompnay =「仲間」「同席」をしっかり覚えて下さい。

余談ですが授業でこの話をした時に生徒からパンはbreadでは?というツッコミを受けたことがあります。即答できず後日調べました。

 日本語のパンはポルトガル語から来ているのですね。

 【パンの語源・由来】 パンは、キリスト教の布教によって伝来したもので、ポルトガル語「páo」に由来する。 中国などを介さず直接日本に入った外来語の中で、「パン」が最も古い語といわれる。 ポルトガル語の「páo」、スペイン語の「pan」、フランス語の「pain」は、いずれもラテン語「panis」に由来する。

ラテン語系統のポルトガル語、スペイン語、フランス語はパンと近い発音になるようです。英語はラテン語由来の単語も多いので納得できますね。

3-2 Q2の解説

1. A man is known by the company he keeps.
人は付き合う仲間によって(どういう人か)分かる。

この文はどこかで見たことがあるのではないでしょうか?受験生は丸暗記しておくべき文の1つです。

受動態の項目で、be known to ~「~(人)に知られている」be known for~「~が原因で知られている」などの応用でbe known by ~も習うのですね。

この場合のknownは「知られている」ではなく「分かる」という意味になります。

そしてcompanyの意味はもちろん「会社」ではなく「仲間」です。

特に中高生は何らかの似た嗜好を持つ人間同士が友達になるんですよね。あいつの仲間ならああいうやつという推測を人は勝手にしていたりします。

2. Do you want some company?

ご一緒しましょうか。

たまにcompanyの意外な意味で「仲間」だけ覚えて止まっている人がいます。それじゃ足りないですよ!「同席」を忘れないようにしましょう。

この文も☓仲間が欲しいですか?

ではありません。

「同席」が欲しいですか?→「ご一緒しましょうか」 あるいは 「一緒に行きましょうか」

といった意味になります。

3-3 Q3の解説

 Q3: companionの意味は?

仲間、友

コンパニオンは日本語になっていますが、なんか大勢の(男ばかりの?)泊りがけの旅行の酒席で呼ぶ女性のことみたいな感じです。(もちろん和製英語です)

companionはcompanyと同じ語源で仲間友人のことです。

最近ではpetの代わりにcompnaion animalという言い方をよく耳にします。(人間の)仲間の動物ということで、一般的には犬猫のことを指します。

家族並にあるいはそれ以上に犬や猫を可愛がっている人を見ると、この言葉も納得できます。

3-4 Q4の解説

Q4: 以下の文を訳して下さい。

1. Don’t keep company with such a man.
そんな男と付き合うな。

companyを使う熟語で1番使うのがkeep company with ~「~と付き合う」でしょうか?直訳すると「~と共に仲間の状態を保つ」だからわかりやすいですね。

2. All children must be accompanied by an adult.

すべての子どもは大人に付き添われなければならない。

動詞のaccompanyも受験生必須単語です。ac+company が成り立ちですが、この単語は「同席する」→「同行する」という意味になります。

3-5 Q5の解説

弊ブログはシス単推しなので、システム英単語の多義語から引用させてもらいます。


Q5:以下のフレーズを訳してください(システム英単語 多義語 P317より)

1. keep bad company
悪い仲間と付き合う

私同様にBad Companyを意識していますね。

2. I enjoy your company.
君と一緒にいることは楽しい。

「同席」ですね。自分もかつて(遠い記憶)数回ですが外人とデートをして、この表現を使ったことがあります。汗。

デートの終わりにI really enjoyed your company today. 「今日は君と一緒に居れて本当に楽しかった」などとのたまいました。

余談ですが、外人といると日本人のような察し合いがないため、とにかくストレートに言わないと通じません。(日本語で恥ずかしいことも英語だとなぜか言えてしまう(笑))

3. We have company today.

今日は来客がある。

一緒になる人を持つ→「来客」があるといった感じでしょうか。

3-6 おまけQの解説

おまけQ:

日本語の「コンパ」の語源は?

ドイツ語: Kompanie、英語: company、フランス語: compagnieなどに由来する

なんとコンパはカンパニーが語源だったのですね。

Wikipediaで調べてみました

コンパは、仲間と親睦を深めるために行う飲み会のこと。主に日本の学生や若者の使う俗語で、語源はドイツ語: Kompanie、英語: company、フランス語: compagnieなどに由来する[注釈 1]。1950年代には「コンパ」という名称のパブも流行した。コンパには、合コン(合同コンパ)、新歓コンパ、追いコン(追い出しコンパ)、意見交換会などの種類がある。

更に注釈を見ると

コンパは和製英語である。コンパに相当する、学生の飲み会を意味する英語は無い。より広い意味を持つパーティー(party)という語を使い、コンパを英語でいうことができる。語源のcompanyには飲み会の意味は無い。

なるほど。コンパは和製英語で、コンパを英語で言いたければpartyを使えば良いようです。勉強になりました。

 companyは「仲間」も「同席」もよく使う意味です。この記事で書いたことは(コンパの話を除き)しっかり覚えて下さいね。

 

 

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